小江戸に途中下車

日曜日に東武鉄道の路線を利用する機会があり、約束の時間に1時間ほど余裕があったので川越で途中下車。 いつかは描きたいと思っていたところなので、下見のため蔵造りの街並みを歩いた。   いいなぁ、郷愁を誘う旧い佇まい。
川越a
とりあえず時の鐘までの街並みを、大急ぎで往復しただけ・・・。 
観光案内所でもらったマップを見ながら、駅から歩くと結構遠いなぁ。
川越b
今度は是非、のんびりと描きに再訪するつもりだ。

世界自然遺産の小笠原諸島観光(12)エピローグ 久里浜港の別れ

「厠」の往復以外はベッドで横になって、ひたすら時の過ぎるのを待つのみ。
ドス〜ン、ガタガタ、ド〜ン、ギシギシと絶え間ない音と振動と揺れで熟睡できず、足元が枕より高くなったり、エレベーターの降るときのようなマイナスGが加わったりで、うつら、うつら、イヤハヤ・・・。

一夜が明けて「予定どおり久里浜寄港する」と船内放送があり、携帯の通話圏内に入るのを待って、息子に到着時間を知らせて迎えを頼む。

13:30頃予定どおり久里浜港岸壁に着き、乗員に荷物を持っていただき、最初にタラップを渡って無事下船。
息子の車は、特別に許可を受けてタラップの傍まで乗り入れて待っていてくれた。

車の中から「おがさわら丸」の出港を見送る。

デッキに並んだペンションで同宿の北海道の人たち、クジラ見物でご一緒した長野のご婦人ともお互い手を振りお別れ、森巡りツアーメンバーの横浜の一人旅のヒゲのおじさんは、久里浜港で下船した。 皆さんに怪我を気遣っていただき、楽しく会話した一期一会、旅の道づれだった。 「ありがとう、お気をつけて、ご機嫌よう・・・」
久里浜港b 久里浜港c
久里浜港で旅人を下ろした「おがさわら丸」は、終点東京の竹芝桟橋へ向かって出港して行った。 6月末にはリタイアして新造船と交代する「おがさわら丸」、忘れられない思い出深いハプニングの船旅をありがとう・・・。
久里浜港a生まれて初めての体験はワクワクするものだが、今回は数々の”生まれて初めて”を見聞、体験できて本当に意義ある旅となったなぁ・・・。
思わぬ怪我でお世話になった、診療所の医師、看護師の皆さん、ペンションの方、ガイドさん、小笠原海運の関係者の方々、「おがさわら丸」の乗員の皆さん、それにカミさんと息子に感謝・感謝・・・。
そうそう、我が家までお供したあの小笠原村診療所の松葉杖にも感謝!。

診療所で聞いた話だが、「おがさわら丸」で父島へ来る途中、揺れる船内で転倒して大怪我をして観光もできずに帰った人もいたとか! それがしは、まだいい方だったなぁ!

世界自然遺産の小笠原諸島観光(10)見送り風景

滞在4日目は最終日で午前中フリータイム、ペンションの車で診療所へ行き、医師の診断と注意を伺い、松葉杖の借用(無料)と返却は宅配便で可と確認、支払いを済ませた。
電話して迎えに来ていただきペンションへ戻る。
昼前にチェックアウト、あいにく雨が降り出す中を、また二見港まで車で送っていただく。
前日森巡りの帰路、ガイドさんがわざわざ二見港の小笠原開運の事務所へ連れて行っていただき、乗船時の荷物運搬と介添えをお願いをしていたので、雨の降る中を一般客の乗船前に特別に、松葉杖でおっかなびっくりタラップを渡って乗船、手荷物も船室まで運んでいただき助かった。 来る時も帰る時も出港は雨降りとはツイてない!!

小笠原太鼓のメンバーが太鼓を打ち鳴らし、島の小学校の先生が離任する見送りの児童と大声で呼び合っている。
なんと昨日お世話になった森巡りのガイドさんが、見送りに来てくれた!
松葉杖を頭上に掲げて「ありがとうございました〜、さよ〜なら〜〜・・・
見送りa 見送りb
おがさわら丸が出港すると、12隻のボートが一斉に並走しながら見送りしてくれた!
見送りc
並走しながらボートの上で手を振り、海へダイブしていくパフォーマンスにはビックリ!
最後まで付いてきたボートも止まってやがてUターン、何か切ない思いがして遠ざかる父島を眺めていた。
見送りd 見送りe

世界自然遺産の小笠原諸島観光(9)森巡り

父島滞在3日目は、島内をガイドさんの車の乗って移動しながら見どころで下車して歩く「森巡り」1日コースを予約していた。
予期しない足首の負傷で右足がパンパンに腫れていたが、靴紐を最大限伸ばしてなんとか履いて乗車、そのまま島の診療所に急患の電話をして連れて行ってもらった。
診療が終わったら迎えに来てもらうことにして、カミさんはそのまま森巡りへ・・・。

休日でも親切な対応で、X線写真を数枚撮って診断の結果、2箇所骨折が認められ、お湯で温めた板を膝下から足の先に合わせて直角に曲げ全体にピッタリ合わせとなじませ、湿布を貼って包帯でぐるぐる巻きに・・・。

松葉杖の使い方をレクチュアされて、靴はビニル袋に入れて返された。
痛みはないが、もうこれですっかり立派な怪我人が出来上がった! 
 あ〜ぁトンだことに・・・。

誰もいない待合室からガイドさんへ電話、どこかの山頂の展望台にいたがしばらく待っていると迎えに来てくれた
森巡りa
二見港と周辺の市街地、乗ってきた「おがさわら丸」が停泊中。
森巡りb
湾の奥、堤防のそばの青い建物の上、森の上の白い大きな建物に診療所がある。
この展望台は行っていないので、写真はカミさんが撮ったもの。

行程のほとんどは車中でおとなしくみんなの帰りを待つのみ・・・。

午後の最後の場所は農業センターで、ここだけは舗装された道で100mほどを松葉杖でピョコン、ピョコンと散策。
オウギバショウ」(扇芭蕉)別名「旅人の木」と「タコの木
森巡りc 森巡りd
なんとも味気ない「森巡り」だったなぁ・・・。

世界自然遺産の小笠原諸島観光(8)ペンション「Sea glass」

今回3泊お世話になったペンション「Sea glass」は、二見港から南へ車で10分ほどの扇浦海岸に道路を挟んで山側の小高いところにある。
4部屋で定員8名というこじんまりとした宿。 
ペンションに泊まるのは生まれて初めて!
Sea glass 1 Sea glass 2
入り口のドアは、ステンドグラスのアクセントがなかなかオシャレ。
Sea glass 5部屋は広々としていて、ゆったりくつろげる。

キッチンも付いており、自炊のお客も泊まることが可能だ。

インターネットは、無線も有線も接続可能だ。

診療所への車で送迎など、余分なこともお願いしたが、快く対応していただきありがたく、感謝 感謝。

Sea glass 3 Sea glass 4

世界自然遺産の小笠原諸島観光(7)南島上陸

鯨見物1日コースには、南島上陸も入っている。
南島」は、父島の南西約1kmに浮かぶ南北約1.5km、東西約400mの小さな無人島で、石灰質の土地が雨などで浸食されてできたカルスト地形が、地殻変動で再び沈降してできた沈水カルスト地形の美しい島だ。 
ここは自然環境を守エコツーリズムのルールを厳守することを条件に上陸を許される。
船着場などはなく、ボートの甲板で靴底を水洗してから、岸壁に押し付けられたままの舳先を伝い岩場に飛び移るのだ。
南島1 南島2
険しい細い坂道以外の植物の生えた部分は踏み込み禁止、ガイドさんの指示通りに登る。 小高い尾根に出ると視界はよく、素晴らしい眺めに歓声が上がる。
眼下に乗ってきた「Pink Dolphin」や、他のボートが見える。
尾根を越えた北側の、外海とトンネル状につながる「扇池」は、扇形のエメラルドブルーの海と白い砂浜が人気の絶景観光スポット。 白い砂浜はウミガメが産卵に上陸する場所なそうだ。
南島3
砂浜に降りると山側の砂の土手は、絶滅したカタツムリの貝殻がたくさん転がっている。
このツブツブが全てカタツムリの貝殻・・・。
南島4

南島5ガイドさんが手に乗せて名前を教えてくれた。大きいのがヒロベソカタマイマイ、小さいのがアナカタマイマイ、もう1種類は名前を忘れた! 

およそ1000年前までは生息していたらしい。

貝殻や石ころひとつに至るまで、持ち出しは厳禁!
ラピエ」という鋭く尖った石灰岩の細道なので、これを踏みながら慎重に歩く・・・。
このラビエの下り坂でバランスを崩して、右足首を負傷するアクシデントに遭遇!
南島6 南島7
あぁ うらめしいこのラビエ
翌日からの予定がすっかり狂ってしまった。

世界自然遺産の小笠原諸島観光(6)圧巻の鯨見物

ペンションで一泊して翌日、鯨見物ボートツアーに参加。
お天気は晴天、前日顔なじみになったガイドさんが案内してくれる。 
クルーザー「Pink Dolphin」は、船底に透明の窓があり海中が見えるのがウリ。 
ポイントに来ると、餌を入れた籠を海中に投入して様々な魚が集まってくるのを船上から観察できる。 巨大なウミヘビがたくさん集まって餌籠を独占!
鯨見物1 鯨見物2
亜熱帯の海中は、テーブル珊瑚と色とりどりの魚が見られて、ダイビングしなくても楽しい。波の静かな入り江で停船して見せてくれる。
鯨見物8
沖へ出るとさすがに波が高く、ボートは揺れるが薬の効果かカミさんも酔わず上機嫌。 鯨のブローを発見! ボートはスピードを上げてドンドン接近。
鯨見物3
息を吸い込むと背中を曲げてユックリ潜水、尾びれが空中に・・・。
鯨見物4
ボートが揺れるので、連写モードでもなかなか画面に捉えることが難しい。
鯨見物5
5月頃まで見られるのは「ザトウクジラ」なそうだ。小笠原海域で子育てをしてやがて北に向かうとのこと。
鯨見物6
親子連れの3頭が、ボートのすぐ側をゆっくり通過。手前が小さい子鯨。
鯨見物7
終盤に圧巻の、あの豪快な「ブリーチング」をこの3頭が目の前で次々とやってくれた!あまりの突然でカメラを構える暇もなく終ってしまい写真はナシ・・・。(涙)
飛び散る海水が霧になって、ボートのギャラリーにかかった! 凄い、生まれて初めて!
船長もガイドさんも「こんな近くでのサービスは滅多にないよ」と満足気だった。

よく映像で見る「ザトウグジラ」の空中に飛び上がり水しぶきを上げて没するあのシーン、そんなに簡単に見ることはできないだろうが、できれば見たいものだと思っていた。
まさかしぶきがかかる近さで遭遇するするとはラッキー! 3回も!
はるばる苦労して来た甲斐が十分あったなぁ。

世界自然遺産の小笠原諸島観光(5)二見港

二見港周辺が父島の中心街で、島民の生活必需品を売るスーパーや土産物の店がある。
二見港a 二見港b
二見港の駐車場と緑地のガジュマル(クワ科の常緑高木)の木、南国風情だ。
二見港c港外には大型クルーズ客船「Pacific Venus」が停泊していた。

 全長183.4m 26,594t

船客は、小型ボートで船から岸壁へ送迎されていた。

海の色がコバルトブルー、エメラルドグリーンと変化していて素晴らしい。

早速スケッチ・・・。

世界自然遺産の小笠原諸島観光(4)上陸後の半日観光

下船後、予約していたペンションの出迎えの車に荷物を預けて、夕方また迎えを頼んでから、港周辺を探索。
島寿司先ずは昼飯、カミさんはあまり食べたくないという。 昨夜から何も食べていないのでなんでもいいから食べるよう勧め、うどんなら食べられそうとのことで、店を探した。

ガイドブックにあった「島寿司」、ここでうどんもOKとのことで注文。

今日はカンパチのヅケだという島寿司は絶品!

うどんは秋田の稲庭うどん、偶然にも我が家でもお取り寄せで食べ慣れていたので、カミさんすっかり元気を取り戻した!

その後は、カミさんは土産店のショッピング、それがしはスケッチポイント探しと別行動。  道端のいっぱい実を付けたヤシの木は何という名前かと、通りかかったひとに尋ねて「トックリヤシ」と教えてもらい、いろいろ話を聞いていると、なんと明日鯨見物に予約していたボートのガイドさんだと分かってビックリ! 狭いなぁこの島!
トックリヤシ スケッチ
夕食後は、小笠原村観光協会主催の「郷土芸能の夕べ」を見物に二見港船客待合所へ。
八丈島の八丈太鼓の流れを汲む「小笠原太鼓」の力強い演奏。 
おがさわら丸」の出港見送りの時も演奏するそうだ。
郷土芸能の夕べa
子供達も一緒に踊る「南洋踊り」は、パラオなどの南の島から伝わった南方文化で都の無形民俗文化財になっているそうだ。
郷土芸能の夕べb
 
郷土芸能の夕べcドラム缶で作られたトリニダード・トバゴの伝統楽器「スティールパン」の演奏も楽しめた。

特産のラム酒パッションリキュールの試飲会もあって、観光客のオモテナシもなかなかのものだな。

世界自然遺産の小笠原諸島観光(3)父島上陸

夜中に案内所の乗組員にカミさんの容態を相談に行くと、船酔いは上陸して1時間もすればケロっと治るので、吐いてもいいから水分を補給するようにとのアドバイスに従い、無理やり水分補給をしてもらった。
明け方近くなってようやく激浪が収まって、穏やかな揺れに変わったので、少しまどろむことができた。

父島が近づくと南洋の海は暖かく、周囲は船首からも船尾からも見えるのは水平線だけ。
二日目a 二日目b

二日目cカミさんはベッドに横たわったまま朝食も食べたくないとのことで、一人レストランで水平線を眺めながら遅い朝飯。

11時40分過ぎに二見港にやっとの事で到着、25時間余り(約1000km)の長い苦しい船旅が終わった!

二人とも大きな荷物を抱えて、ヨロヨロと上陸・・・。

二日目d 二日目e
岸壁の「おがさわら丸」1997年3月就航(全長131m 6700t)
6月末で引退して新造船に交代するそうだ。ご苦労さま。

世界自然遺産の小笠原諸島観光(2)イヤな出来事

今回の小笠原旅行は、出発前からイヤな出来事が・・・。
定期船「おがさわら丸」が久里浜港に寄港する特別便で、家から近い久里浜から乗・下船するツアーを予約していた。出発前日夕方、強風で久里浜寄港が不可能と決定したが、参加可否をツアー会社から問い合わせあり。
参加するなら東京の竹芝出港に間に合うよう来て欲しいとのこと。
自宅出発時間が3時間も早まり、通勤ラッシュの満員電車に大きな荷物を持ち込むのがイヤだったが、カミさんがせっかく用意したのに行かなくちゃ、との積極性につられて参加を返事した。

朝7時に降りしきる雨の中荷物を抱え家を出て、満員電車に揉まれてなんとか竹芝桟橋に到着。10時に風雨の中を定時出港、レインボウブリッジをくぐって雨で霞む東京湾を南下・・・。 湾内航行はそれほど船の揺れはなかった。
おが丸a おが丸b
外洋に出るともう激しいローリング、ピッチングの連続! 
ドス〜ン、ギシギシ、ドカ〜ン、ガタガタ、船内歩行は手すりを掴んでヨロヨロ、トイレに行くのも決死行!。 
酔い止め薬を事前に服用していたが、カミさんはグロッキー、大揺れのベッドで息も絶え絶えに「来なきゃよかった〜」
船内イベントは全て中止のアナウンス。
二人とも夕飯どころではなく、ひたすらベッドで横たわるのみ。
おが丸c おが丸d
地獄の夜はほとんど眠れず、カミさんの介抱・・・。 
イヤハヤとんだ旅の始まり・・・。

世界自然遺産の小笠原諸島観光(1)

この歳になってから「生まれて初めて」という体験をすることはそれほどないが、今回の世界自然遺産の小笠原諸島観光はその「生まれて初めて」がいろいろあったな!
先ずは最大の生まれて初めてが、右足首の負傷。これまで様々なことで何かとホネを折ったことは数知れないが、自分の体の骨を折ったことは一度もなかった。
骨折a 骨折b
父島滞在二日目の南島に上陸して崖道の上り下りの途中で、狭い急な下りでバランスを崩し右足で踏ん張った場所が段差のある尖った岩で足が半分ほどしか乗らず、内側に曲げて体重を支えきれずに踏み外してしまった。
その時はあまり痛みがなく、島巡りをしてボートに戻ったが下船する頃から痛みが増してきた。
宿に帰って腫れている足の甲とクルブシに湿布を貼り、一晩過ごして翌日診療所受信。
X線撮影後の診断が、「右腓骨遠位端骨折、右第五趾中手骨骨折」。

松葉杖での歩行という、なんとも情けないことに・・・。(涙)

三日目からのスケジュールが狂ってしまい、宿やガイドの方、帰りの船の乗降など多くの方々にお世話になって、やっとのことで昨日無事帰宅できた。 もう痛みはないが、当分立ち居振る舞いが不自由な生活を強いられる・・・。

ああそうだ! お世話になった松葉杖は、島の診療所に送り返さなければならない。
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プロフィール

タコノアシ

Author:タコノアシ
タコノアシは沼、川原など湿地に生える多年草、花序がタコの足の吸盤のように並ぶさまからついた和名。レッドデータブック(RDB)では絶滅危惧II 類に分類され、年々減少している。
(2007年準絶滅危惧種に分類変更された)
2004年に現役を退き、絶滅危惧種?の仲間入りをしたので、その名を借りて、リタイア後の生活、身近な自然のできごとなどを発信し、落日の輝きを更に増していきたい。

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