ウチへ帰して・・・

有料老人ホームで「絵手紙ボランティア」。
ここでボランティアしての帰り道は、いつも気持ちが下降線をたどる・・・。

今回は参加者が4人、ボランティアはそれがしともうひとりの女性の二人だが、自力で描けない方が二人いて、付きっきりでお手伝い。

あらかじめモチーフの輪郭を下絵として描き、塗り絵方式で進める。

右耳の不自由な方は左側に寄り添って耳元で大声で会話。

文字を思い出せないと、紙に大きく描いてみせる。

パレットに絵の具を溶いて混色、筆に絵の具を含ませてティシュに塗って目で色を確認していただいてから、その筆を持って描いていただく。

頑張ってようやく描き終えスタッフにも褒めてもらうと、ご満悦の笑顔にやっと救われる。

参加者ではない方が、「ウチへ帰して、お願いだから」と懇願しながら自室からスタッフに支えられて出て来た!
それがしに手を差し伸べて
「先生、ウチへ連れてってください。ここの人はみんな悪い人ばかり。 ウチへ帰してください!」
とすがりついてきた・・・。 (マスクをしていたので医者と思い込んでいる様子)

仕方がないので、色々質問などしながら調子を合わせ、手をつないでロビーから廊下をスタッフと歩き回るのだが・・・。

やがて「足が動かない、歩けない・・・」と立ち止まる。
スタッフが廊下に置いてある車椅子を持ってきて座らせると、気持ちが落ち着いて少し穏やかさを取り戻した。
そのまま静かに自室へ戻されたが、にわか医師のそれがしは複雑な気持ちで皆さんの元へ・・・。

高齢の方からいろいろ得るところも多いのだが、明日は我が身かと思わせる出来事もあるのだ・・・。

介護スタッフの仕事は大変だなぁ、皆さんの苦労に頭が下がる。

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タコノアシ

Author:タコノアシ
タコノアシは沼、川原など湿地に生える多年草、花序がタコの足の吸盤のように並ぶさまからついた和名。レッドデータブック(RDB)では絶滅危惧II 類に分類され、年々減少している。
(2007年準絶滅危惧種に分類変更された)
2004年に現役を退き、絶滅危惧種?の仲間入りをしたので、その名を借りて、リタイア後の生活、身近な自然のできごとなどを発信し、落日の輝きを更に増していきたい。

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