ムラサキケマンの種子

「ムラサキケマン」の咲いていた林床で、花が終わって小さな種がたくさん付いているのを見つけた。
その小さなサヤエンドウみたいなサヤに触れた途端、バッタが逃げるようにピョンピョンサヤが飛んで視界から消えてしまった!
ひとつだけではなく、その周辺のサヤが残らず無くなってしまった!

手を開いてみると、サヤが両側に分かれて直径5mm程に丸まっており、丸い黒い種子が散らばっていた。
帰宅して調べてみると、この黒い種子についている白い塊りは「種枕」(シュチン)と言うもので、蟻の好物で巣に運び込んで食べるそうだ。
スミレの種で「種枕」は知っていたが、「ムラサキケマン」も同じとはビックリ!
それで種の分布が拡大する仕組みはなるほど、自然界は不思議が満ち満ちている。